【新唐人2014年3月23日付ニュース】3月に入ってから中国では通り魔事件が絶えない。先日の湖南省長沙市での切り付け事件に続き、22日湖南省懐化駅でも刃物を持った男が通行人を切り付ける事件が発生した。
中国政府系メデイアによると、22日13時50分頃、湖南省懐化駅の出口付近で、男が刃物で通行人3人(年配の女性1人と子ども2人)を切り付けた。血だらけになっている被害者と現場の写真がネット上にアップされている。容疑者は陝西省安康市出身の陳という漢族の男で、すでに逮捕されたという。
22日午後、新唐人記者が事件現場近くの薬局に電話取材を行った。
薬局の従業員は「男は刃物を持って、手当たり次第切りつけた。被害者は4〜5人と言う人もいるし、7〜8人という人もいる。外で切りつけられた人もいるし、店内で切りつけられた人もいる。パニックになった人々がうちの店に駆け込んだ。店の従業員も恐怖のあまり、あまり見る事ができなかった」と当時の様子を話す。
犯行の動機についてはまだ明らかにされていない。地元派出所に電話で尋ねたところ、市の警察分局に聞くよう言われた。市警察にも電話してみたが、ずっとつながらなかった。
3月に入ってから中国の各地では切り付け事件が相次ぎ発生し、市民らは恐怖の中で不安な日々を送っている。
3月1日、昆明駅でのむさべつ殺傷事件では29人が死亡し、143人が負傷した。
14日、湖南省長沙市の市場で発生した切り付け事件では6人が死亡。
21日、遼寧省瀋陽市にある瀋陽大学で、男子学生が女子学生を刃物で10数回刺し、女子学生が即死した。
21日、上海では患者が医師を切りつける事件が発生。刃渡り20cmの刃物を持った患者が上海第5人民病院で医師3人を切りつけた。
(翻訳/坂本)